そば、おいしいですよね。おいしい上に健康にも効果があるんです。
外食でも家でも安上がりで済むのも蕎麦のいいところ。
また、いい香りで食欲がないときでも、ツルっと食べることができますよね。
上にいろいろな具をのせたり、つけダレにして食べたりとアレンジも楽しめます。
私は王道のつけそばが大好き。
今回はそんなそばに含まれる、健康に効果的な栄養分について解説していきます!
蕎麦に含まれるポリフェノールのルチンとは?
ルチンってご存じですか?私はなんか聞いたことあるな・・・くらいで、詳しくは知りませんでした。
どのような効能があるんでしょうか。
ルチンが発見されたのは1930年代。
皮膚病や粘膜下などで出血を起こす紫斑病の治療に有効とされ、当時はビタミンPと呼ばれていました。
現在は、ビタミン用物質としてフラボノイド(ルチン)という名称で統一されてます。
初耳ですね・・・。
ルチンの具体的な性質について見ていきましょう!
そばルチンの効能は?
そばに含まれるルチンはポリフェノールのフラボノイド系に属し、抗酸化作用があります。
赤ワインに含まれることで有名なポリフェノールとは、植物の苦みや渋み、色素の成分となっている化合物の総称です。
実はこのポリフェノール、自然界には5,000種類以上存在していると言われてます。
フラボノイド系に属するルチンは、ビタミンCと一緒に働き、毛細血管を強くする効果があるんです。
弾力がなくなって破れやすくなった血管を修復し、弾力のある血管へ再生する働きがありますよ。
そのため、出血を伴う疾患に有効なんです。
つまり、以下がルチンの効能です。
- 抗酸化作用があり、活性酸素を減らし、炎症を鎮め、筋肉の分解を予防。
- ビタミンCの吸収を促進し、体内のコラーゲン生成をサポート。
- 毛細血管を強くする効果により、脳卒中や歯茎からの出血を予防。
- 毛細血管の弾力強化により、動脈硬化や脳血管障害を予防。
タンパク質と一緒にルチンを摂取することで筋肉の合成が促進されます。
そのため、筋トレの補助食品としても注目を集めているんですよ。
そば湯を飲むとルチンを効果的に摂れるのはなぜ?
ルチンは水溶性です。
そのため、ルチンを含む食材をゆでるとゆで汁にルチンが溶けているというわけ。
もし蕎麦を食べるなら、そばそのものよりもゆで汁である、そば湯を飲む方がルチンが効果的に摂取できるんです。
お店でそばを頼むと、そば湯を提供してくれるところが多いですね。
たとえ、提供されなくても、そば湯を飲みたい!といえば用意してくれるはず。
そばを茹でているわけですからね。お店からしたらあとは捨てるだけのお湯です。
ルチンたっぷりなので、そば湯は絶対いただきましょう!
そば(蕎麦)の数え方ってご存知ですか?
そばのポリフェノール・ルチンの効能がスゴイ!のまとめ
ルチンという成分は体にとても良い効果をもたらしてくれることがわかりましたね。
これからの時期、暑くなり食欲がなくなることもあるでしょう。
そんなときにツルっと食べられる蕎麦をぜひ食べましょう。
そばにはルチンがたっぷり含まれています。
しかし、私はそば湯飲んだことがありませんでした。
そばは体に良いというイメージはあったけど、まさかゆで汁に栄養が溶けているなんて・・・。
水に溶けやすいという性質に注意して、そばを美味しくすすったあとは必ずそば湯を飲みましょう!