長芋を切ったり、すりおろしたりした時に、気づくと手がむずむずとかゆくなっていることはありませんか?まだ調理途中なのに、気になりだしたらかゆくてたまらなくなってしまいます。
なぜかゆみが出るのでしょうか。
かゆみの原因と対処法、さらにはかゆみの予防法もご紹介します!
長芋で口の周りや手がかゆい原因を知る!
長芋の調理中、手がかゆくなり厄介ですね。「これはアレルギーなの!?」って心配に感じている方も少なくないはず。
長芋を触ったときに出るかゆみの原因は・・・「シュウ酸カルシウム」
何それ?って感じですよね。主に長芋の皮周辺に含まれています。
シュウ酸カルシウムは、針状結晶と呼ばれています。
その理由は、トゲトゲした針のような形をしているから。このトゲトゲが厄介!
長芋の皮を剥いたり、とろろにすり下ろしたりする時、このトゲトゲの針状結晶が壊れ、皮膚に刺さりやすくなるのです。
針が刺さるって痛そうですが、痛みは出ずにかゆみが出てくるんです。
なんだ、アレルギーじゃないのかと一安心ですね。
長芋でかゆいときの対処法
長芋でかゆくなってしまった時の対処法は次の2つになります。
- 酢を塗り込む
- 温める
それぞれ詳しく見ていきましょう!
1. 酢を塗り込む
かゆみの原因シュウ酸カルシウムはアルカリ性。
そのため、酸性の酢を塗り込むことで中和できます。
中和すればシュウ酸カルシウムの性質も打ち消すので、かゆみも出なくなりますよ。
匂いがあるのが難点ですが、かゆみが消えるんです、気にしないでやっちゃいましょう。
2. 温める
シュウ酸カルシウムは熱に弱いんです。
温める方法としては、火の上にかざしたり、お湯につけるなどがあります。
これでだいぶ、かゆみは緩和されますよ。
いざというときのために頭の片隅にでも覚えといてくださいね。
長芋によるかゆみ症状は誰にでも起こりうることです。数日経っても症状がひかないようであれば、病院受診をおすすめします。
長芋の下処理の方法でかゆみを予防できる!
次は、長芋の下処理で予防するやり方です。こちらも2つご紹介!
1. 皮を厚めにむく
先述の通り、シュウ酸カルシウムは皮周囲に含まれています。
皮を厚めにむくことで皮の裏側に直接触れることを防げますので、結果的にかゆみを感じなくなります。
この方法のデメリットとして、可食部分が減ってしまうこと。少しもったいないですが、背に腹は代えられぬ・・・ですよね汗
2. 冷凍してから調理
あらかじめ厚めに皮を剥いておいた長芋を冷凍!
すると、シュウ酸カルシウムはトゲトゲがなくなるんです。それによりかゆみを感じにくくなります。
生で短冊切にしてポン酢醤油で食べたい方には使えない方法ですが、効果は期待できます。
すりおろしてトロロにする場合は、凍ったままの長芋を食べたい分だけすりおろしましょう。
簡単でかゆくならなのでいいですよ^^
長芋でかゆいときは食べても大丈夫?
大丈夫です!
口や消化管は粘膜で保護されていてトゲトゲが刺さりません。
また胃液は酸性ですよね。
先述のとおりシュウ酸カルシウムはアルカリ性。またこれも中和です!
針状結晶の性質は失われます。
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誰もが経験したことがあるであろう、長芋を使った調理中のかゆみ。
長芋料理は食感が複数楽しめて、かつシンプルな味でおいしいですね。
ただ難点がかゆくなること。
今回かゆみの原因がシュウ酸カルシウムってわかりましたね。
長芋を調理するときは、かゆみの予防法を試してみてください。苦痛なく調理ができますよ^^
もしかゆみが出たときは、対処法でかゆみを緩和してくださいね!