『僕とロボコ』は、ハマる人続出の友情と笑いに溢れたギャグ漫画です。パロディギャグの多さと面白さでますますファンを増やしており、特に単行本の表紙は毎回注目されています。
今回は、『僕とロボコ』単行本の表紙がどんなパロディになっているのか、ご紹介していきます。
『僕とロボコ』とは
『僕とロボコ』は宮崎周平さんが描いているギャグ漫画で、「週刊少年ジャンプ」で2020年から連載されています。ポンコツなロボコと心優しい少年・ボンドを中心にユニークな日常が繰り広げられていきます。
ロボットが居候するというどこかで聞いたようなシチュエーションや、数多く盛り込まれているパロディが醍醐味となっています。ジャンプ編集部も「今一押しの漫画」としていて、2022年12月からはアニメ化も決定しました。
『僕とロボコ』のあらすじ
時は、美少女メイドロボ「OM(オーダーメイド)」が一家に一台普及する時代。平凡な小学生である平凡人(たいら ぼんど)は、母親を説得して手に入れることに成功します。
念願の美少女メイドロボに心躍らせるボンドでしたが、家に来たOMはユニークな見た目にハチャメチャな挙動のロボコでした。ロボコはいわゆるポンコツですが忠誠心だけは強く、ボンドのことを大切に思う態度から、ボンドは心を許し受け入れていきます。
『僕とロボコ』単行本の表紙
コミックスの表紙も他作品のパロディによって描かれているため、毎回楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
それでは、早速どんな作品のパロディなのか見ていきましょう!
1巻:『ドラえもん』第1巻
ロボコが表紙の中心になっていて、その下にはボンド、ガチゴリラ、モツオ、円ちゃんが配置されています。『僕とロボコ』のメインキャラクターの性格や関係性などは、ドラえもんのキャラクターと重なる部分も多いので納得の表紙ですね。
2巻:『ONE PIECE』第61巻
ルフィーはボンド、ゾロはガチゴリラ、ナミは円ちゃん、ウソップはモツオ、サンジはメイコ、チョッパーはニョンタ、ロビンはボンドのママ、フランキーはロボコ、ブルックはルリに置き換わって、そっくりの構図で表紙が描かれています。
3巻:『約束のネバーランド』週刊少年ジャンプ2017年8月号
3巻の表紙は『約束のネバーランド』のパロディになっています。ランタンに円ちゃんたちが入っていたり、暗闇にロボコの顔が浮かんでいたりします。宮崎 周平先生は、『僕とロボコ』の連載が始まる前に、約束のネバーランドのスピンオフ漫画『お約束のネバーランド』を連載していたため、その影響が大きいのかもしれませんね。
4巻:『呪術廻戦』第4巻
『呪術廻戦』の五条悟の表情とポーズをロボコがそっくりそのまま真似しているようになっています。片手にはファミチキを持ち、もう片方の手ではティッシュを取ろうとしているところが『僕とロボコ』らしいですね。漫画の中でも呪術廻戦ネタは頻繁に登場しています。
5巻:『僕のヒーローアカデミア』第1巻
デクがボンドに、オールマイトがロボコに置き換わっています。背景のヒーローたちも、『僕とロボコ』の登場人物に置き換わっているので、見比べてみるのもおもしろいです。
6巻:『鬼滅の刃』第15巻
悲鳴嶼行冥に代わり、ロボコが目を瞑って涙を流していますが、手に持っているのは鎖と数珠ではなく、洗濯バサミや洗濯物です。たくましい雰囲気が違和感なくマッチしています。
7巻:『ハイキュー!!』第1巻
日向はガチゴリラ、影山はモツオ、バレーボールはなんとロボコの顔になっています。ちなみに『ハイキュー!!』は、最終巻の第45巻で第1巻のセルフオマージュもしています。
8巻:『推しの子』第1巻
『推しの子』は、ヤングジャンプで連載されています。アイがロボコになっていて、髪留めはニョンタになっています。作者名もまさかの宮崎 周平×宮崎 周平となっていて、抜かりないですね。
9巻:『デスノート』第1巻
夜神月がボンド、デュークがとても悪い顔をしたロボコになっています。タイトル表記も元ネタに合わせて横向きになっているのが細かいですね。
10巻:『チェンソーマン』第1巻
デンジはロボコに置き換わっていて、チェーンソーの代わりに水鉄砲のようなものを持っています。楽しそうな表情が最高ですね。
最後に
表紙はイラストだけでなく、巻数や作者名の配置やデザインもしっかり真似されていて細かいところまでこだわりが感じられます。『僕とロボコ』の第11巻は2022年12月に発売予定です。今後の表紙もどんなパロディになっているのか注目していきたいですね!