てるてる坊主の由来が怖すぎる?やってはいけない事は?作り方や効果的な吊るし方のコツも解説

てるてる坊主の由来が怖すぎる?やってはいけない事は?作り方や効果的な吊るし方のコツも解説

てるてる坊主は晴れを願うかわいらしい風習ですが、その由来には意外と怖い話もあります。今回は、てるてる坊主の怖すぎる由来や、やってはいけないこと、さらに正しい作り方や効果的な吊るし方のコツまで詳しく解説します。

これを読めば、てるてる坊主の魅力と注意点がよく分かります。

目次

てるてる坊主の由来が怖すぎるってほんと?

普段何も気にすることなく晴天を願い作っていたてるてる坊主ですが、その由来が怖すぎるという声も多くあがっているようです。まずは、てるてる坊主の由来について調査しました。

てるてる坊主の起源は悲しい伝説

てるてる坊主は晴れを願う日本の伝統的な人形ですが、その由来には意外と怖い話があります。江戸時代、雨続きで困った農民たちが、子どもの姿を模した人形を作り、空に吊るして晴れを祈りました。

ところが、その子どもが雨の神の怒りを買い、犠牲になったという言い伝えがあるのです。この悲しい逸話が、てるてる坊主の原点とされています。

てるてる坊主は「雨乞いの代償」説も

てるてる坊主は晴れを願うかわいいお守りとして知られていますが、もともとは雨乞いの儀式から来ているという説もあります。かつては天候を操る神に捧げる人形で、時には生け贄の代わりとも言われていました。

晴れを望む代わりに、その人形が犠牲となるそんな背筋が凍る話が隠されているのです。見た目とは裏腹な怖い背景があるのは驚きですよね。

てるてる坊主の「願いが叶わない」恐怖

てるてる坊主を吊るしても雨が止まないとき、その人形は「神の怒り」を買ったとされます。そうなると、ただの飾りでは済まず、天罰が降ると信じられてきました。

特に子どもの健康や命に関わる不吉な影響があると恐れられ、てるてる坊主が悪霊の象徴になってしまった地域もあります。

晴れを祈るほほえましい風習の裏に、こんな恐怖の由来があったのです。

てるてる坊主は呪いの道具だった?

昔の伝承には、てるてる坊主が単なる晴れ祈願ではなく、呪いの道具だったという説もあります。人形を使って敵や厄災を祓うどころか、逆に相手に不幸をもたらすための恐ろしい儀式があったとか。

特に子どもの形をしたものは、呪いの力が強まると信じられていて、見た目の可愛さとは裏腹に呪術的な意味合いがあったのです。

てるてる坊主の由来にまつわる悲劇の物語

ある地方では、てるてる坊主の由来として「亡くなった子供の霊を慰めるために作られた」という悲劇の物語が語り継がれています。雨続きで農作物が育たず、子どもが病気で亡くなった家族が、人形を吊るして祈り続けたのが始まり。

てるてる坊主は、その霊が晴れを願う象徴となり、同時に失った命の哀しみも秘めているのです。

てるてる坊主のやってはいけないことは?

実はてるてる坊主にはやってはいけないタブー的なことが存在します。ここでは具体的にどんなことをやってはいけないのかを調査しました。

願いが叶う前に顔を描く

てるてる坊主に顔を描くのは、願いが叶ったあとが正式な順序です。早く描いてしまうと「魂が宿ってしまい、願いが届かなくなる」「逆に雨を呼ぶ」といった言い伝えがあるため、まずは無地のままで吊るすのが基本と言われています。

不浄な場所に吊るす

トイレの近くやゴミ置き場など、汚れた場所や悪臭がする場所に吊るすのは避けましょう。神聖な願掛けの対象とされるてるてる坊主にとって、不浄な環境は効果を損なうと考えられています。

雨が降ったからといって乱暴に捨てる

てるてる坊主は、ただの飾りではなく、願いを込めた存在です。思いどおりに晴れなかったからといって、怒ってゴミ箱に投げ捨てるなどの行為はNG。役目が終わったら、感謝の気持ちを込めて処分しましょう。

黒い布やカラフルな素材を使う

本来のてるてる坊主は白が基本とされており、白は「浄化」や「純粋」を意味し、晴れを呼ぶ神聖な色です。黒やカラフルな色を使うと、本来の願掛けの意味が薄れ、民間信仰的な効果が弱まると言われています。

他人をからかうために使う

てるてる坊主を、誰かを揶揄したり悪戯に使ったりするのは避けましょう。元々は神仏への願いを託すための風習であり、からかいに使うのは無礼とされます。特に顔をおもしろく描いたり、逆さに吊るしたりするのはやめましょう。

てるてる坊主の作り方や効果的な吊るし方のコツは?

てるてる坊主は簡単に見えて、実は正しく作るとより効果があると言われています。ここでは、正しいてるてる坊主の作り方や効果的な吊るし方のコツを紹介します。

てるてる坊主の正しい作り方

まず、用意するのは白い布やティッシュ、綿、糸です。次に、綿を包んで頭を作り、首元を糸で結びましょう。白は神聖さを象徴する色なので、作るときは、晴れた空を思い浮かべながら、前向きな気持ちで行うのがポイントです。

顔は願いが叶ったあとに描くのが習わしなので、先に描いてしまうと力が発揮されないと言われています。正しく作ることで、単なる飾りから願掛けの“道具”へと変わるため、子供と一緒に伝統を楽しむのにもぴったりですね。

効果的な吊るし方のコツ

てるてる坊主の効果を高めたいなら、吊るす場所や向きにもこだわってみましょう。おすすめは太陽が昇る「東の方角」。希望や光を象徴し、願いが天に届きやすくなると言われています。

吊るす位置は、風通しがよく、空が見える窓辺や軒下などが理想的です。てるてる坊主の顔が空を向くようにやや上向きに吊るすと、「空に向かって願いを届ける」という意味が込められます。

また、吊るした後に童謡を口ずさんだり、声に出して願いを唱えたりすることで、より気持ちがこもり、効果も高まるでしょう。

最後に

てるてる坊主には、かわいらしいイメージの裏に怖い由来が隠されていますが、正しい作り方ややってはいけないことを知っておけば安心です。効果的な吊るし方のコツを実践すれば、より願いが叶いやすくなるでしょう。

昔から続くこの風習を大切にしながら、楽しく晴れを祈る気持ちを込めて作ってみてください。願いが届くことを心から願っています。

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