桜の花言葉が怖いって本当?種類によって違う?プレゼントには不向きの理由も調査

桜の花言葉が怖いって本当?種類によって違う?プレゼントには不向きの理由も調査

春と言えば桜の季節ですね。全国各地では桜が咲く頃になると、毎日のように開花予想がされています。満開でとてもキレイに咲いたと思えば、一瞬のうちに散ってしまう、儚い花としても知られています。

そんな桜の花言葉が怖いと言われているようですが、本当なのでしょうか?また、桜には色んな種類がありますが、種類によって花言葉は違うのでしょうか?さらに、プレゼントには不向きと言われている理由についても調査していきます。

目次

桜の花言葉が怖いって本当?

桜の花言葉は「精神の美」「純潔」「優美な女性」という意味があり、怖いというのは本当ではありません。しかし、一部で怖いと言われている理由には以下のイメージがあるようです。

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桜の散る早さ

他の花と比べ、桜は開花期間が非常に短いです。この様子が人の命の儚さと重ねられるようになりました。

武士道との関係

武士の生き方を象徴する言葉として「花は桜木、人は武士」という言葉があります。これは「最も美しい花は桜であり、最も美しい生き方をするのは武士である」と言う意味で、武士は潔く生き、潔く消えることを美徳としました。

この価値観が桜と「怖い・悲しい」のイメージを結びつけたと思われます。

戦争と桜の関係

特攻隊の兵士が「散る桜」に例えられたことは、桜が「命の象徴」とされる大きな要因の一つです。実際に、戦争中は兵士の出撃を桜の開花になぞらえ、桜の花びらが散るように命を捧げることが美しいとされました。

仏教の無常観

仏教の教えの一つに「諸行無常」があり、これには「全てのものは移り変わり、永遠ではない」という意味があります。桜の美しさと短命さは、この無常観と重なる部分が多く、日本人の精神に深く根付いています。

桜の花言葉は種類によって違う?

出典:桜 花言葉

桜にはたくさんの種類があり、それぞれ花言葉が違います。ここでは皆さんが馴染みのある桜の花言葉を紹介します。

ソメイヨシノ

  • 高貴
  • 清純

一本植樹されていても十分に美しさを堪能できることから、しとやかな女性を連想させるとされ、女性にまつわる花言葉が付けられたと思われます。

しだれ桜

  • ごまかし
  • 淡泊
  • 円熟した美人

一見、ネガティブな印象のある「ごまかし」は、花の枝に何かを隠すかのような特徴が由来です。「淡泊」は散り際があっけにとられるほど潔いことが、「円熟した女性」はしだれ桜の垂れ下がった枝が、加齢によって頭を垂れる女性を連想させることから付けられたと言われています。

八重桜

  • しとやか
  • 豊かな教養
  • 理知に富んだ教育
  • 理知

入学・卒業シーズンに開花する特徴から、教育にまつわる花言葉が多く付けられたとされています。

河津桜

  • 思いを託します
  • 純潔

由来について詳しく記載されたものはないですが、ピンク色の可愛らしい花びらが特徴なことから、女性らしい花言葉が付けられたと考えられています。

桜はプレゼントには不向きの理由も調査

桜には「儚さ」や「散る」というイメージもあるため、弔事や病気見舞いには不向きとされています。また、日本では「美しい女性」と連想させますが、フランス語では「私を忘れないで」という「別れ」を連想させる意味もあります。

そのため、長距離恋愛中の恋人や、関係に不安を感じている相手に贈る場合には誤解を招く可能性があるため、プレゼントをする際には注意しましょう。

ただし、お祝い事や日本の象徴でもある桜は海外の方へのプレゼントに人気のようなので、贈る相手やシチュエーションによってプレゼントしても良いか否か考えると良いのではないでしょうか。

最後に

今回は桜の花言葉が怖いと言われているのは本当なのか?また、種類別花言葉やプレゼントに不向きな理由について調査しました。全体的に見ると、桜の花言葉には怖い意味はないのですが、マイナスなイメージを与える意味も確かに含まれていることがわかりました。

プレゼントをする際には、ぜひシチュエーションによって贈るに相応しいかどうか考えてからのほうが良いですね。

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